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手術しても治らないものがあることは覚えておいてほしい

日本を含め、世界の肛門科の専門病院であれば、痔核や痔ろうなどの肛門の病気に関しては、基本的に完全に治すことができます。

ただし、手術をしても治らないものがあります。

それは、老化現象と体質です。
肛門を20代の状態に戻したり、病気になりにくい肛門にすることはできません。

肛門の病気のうち、手術で解消できるものは病気の症状だけで、老化現象や体質が原因による症状は手術しても残る、ということです。


また、痔は生活習慣病ですので、過去5?10年にわかったみなさんの生活のなかでつくられてきた病気です。

つまり、痔は生活習慣がもたらした負債、といえます。

手術をすれば、この過去の負債は完全にゼロにすることができますが、未来の病気の予防にはなりません。

たとえば、胃がんの手術をして、胃にできたがん細胞をとり去っても、そのあとに肺がんになることがあります。

虫歯の治療で虫歯を治したからといって、一生、歯をみがかなくてもよい、ということにはなりません。

このことと同じように、一度、痔の手術をして完全に肛門をもとに戻しても、その後、肛門に炎症を起こすような生活習慣を続けていれば、また新しい痔ができるようになるのです。


このように、同じ過ちを繰り返して痔を再発させないためには、健康な生活を送れるように、生活習慣を改善することが重要なのです。

この記事のカテゴリーは「手術が必要な痔は少ない」です。
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