トップ > そのほかの肛門の病気 > 直腸粘膜脱

直腸粘膜脱

直腸脱が、直腸全体が肛門のほうに下がってしまう病気なのに対し、直腸粘膜脱は、直腸の内側の粘膜の部分が肛門側にずれてしまう症状をいいます。

粘膜の下の粘膜下層に粘膜をつないでいる固有筋層の結合組織がもともと体質的に弱かったり、老化などによって弱くなって破壊されることが原因で起こります。

また、トイレで長い間いきむ癖があったり、直腸肛門部に慢性の炎症があると、結合組織を破壊したり、うっ血が起こって直腸粘膜を肛門側に引っぱることになり、直腸粘膜脱を悪化させます。

直腸粘膜脱の症状は、長く立っていたり、夕方になると腸が下がってくるような感じがしたり、鈍痛があります。

また、内痔核があると、内痔核が脱肛するときに直腸粘膜を引っぱるので、悪化します。

直腸粘膜脱は、おもに体質や老化などが原因で起こるため、病気とはいえず、また根本的に治す治療法はありません。

しかし、最近では半導体レーザー光線を照射して、直腸粘膜を固有筋層に固着したり、PPH法で余分な直腸粘膜を切除することで症状が改善されることがわかっています。

この記事のカテゴリーは「そのほかの肛門の病気」です。
関連記事

そのほかの肛門の病気

肛門や肛門の周囲にできて、症状が似ていることから痔と間違えやすい病気があります。...

幼児痔ろう

生後数ヶ月から1歳ぐらいまでの、おもに男の子の赤ちゃんにできる痔ろうです。 乳幼...

直腸脱

排便のときに、ちくわのような筒状の粘膜が5?10cmも脱出する症状を、直腸の一部...

直腸粘膜脱

直腸脱が、直腸全体が肛門のほうに下がってしまう病気なのに対し、直腸粘膜脱は、直腸...