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内肛門括約筋側方切開術

別名「LSIS」と呼ばれ、現在、もっとも多く行われている治療法です。

裂肛が治りにくいのは、内肛門括約筋がけいれんするために肛門がいつもぎゅっと閉まっていることによる、という見解にもとづいてイギリスで開発された手術法です。

内肛門括約筋だけを肛門の側方で切開し、けいれんをとって治す方法です。


スライディング・スキン・グラフト法と同様に、はじめに器具で肛門を広げます。

次に肛門上皮に、局所麻酔剤と止血剤の入った生理食塩水を注射して、皮膚を浮かせ、肛門上皮と内肛門括約筋との間にすき間をつくります。

このすき間にメスを入れ、内肛門括約筋をほんの少しだけ切開します。

その後、切開した部分を指で押し、ちょうどよい大きさに肛門を広げていきます。


この手術でもっとも大切なのは、内肛門括約筋の切開を必要最小限に抑えるということです。

ベテランの医師が行えば、そう困難な手術ではないため、日本でも多くの病院で行われています。


手術にかかる時間は2?3分で、外来で受けることもできますが、患部の潰瘍化やポリープをともなう裂肛などを配慮して、4?5日入院してもらう病院が多いようです。

この記事のカテゴリーは「裂肛の手術と治療法」です。
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