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薬物を塗ったり、注入したりする治療法

裂肛は、内肛門括約筋が過度に緊張して起こる、という考え方から、裂肛の治療では内肛門括約筋の緊張をとるために切開する方法が行われていますが、薬剤で括約筋の緊張がとれれば、同じ効果が期待できます。

ニトログリセリン軟膏療法は、ニトログリセリンに含まれている神経伝達物質の酸化窒素が、内肛門括約筋を弛緩させる効果を期待して行われています。

ドーフマンたちの研究によれば、慢性裂肛の80%がこの方法で治ります。

しかし、副作用として40%以上の人に激しい頭痛が起こり、その頭痛の激しさは裂肛の痛みの比ではない、という報告も多くあり、最近ではこの治療法を見直す方向にあります。


ボツリヌス毒素注入療法は、筋肉の不全麻痺を起こすボツリヌス毒素を内・外肛門括約筋に注入し、括約筋の緊張をとろうとする治療法です。

治療効果はよい、という外国の報告もありますが、日本では食中毒の原因である毒性の強いボツリヌス毒素を注入することに、抵抗のある人が多いようです。


また、血管拡張剤のニフェジピンを内肛門括約筋の弛緩にしようできないか、という試みがあります。

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